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ビジネス著作権検定 上級ビジネスと法・著作権の基礎の問題

批評記事で公表済みの小説の一節を引用した。公正な慣行、引用目的上の正当な範囲、出所表示等の条件はすべて満たし、契約上の制限や人格権侵害もない。著作権者が「憲法は財産権を保障するので、引用でも私の許諾なしに使えば複製権侵害だ」と主張した。この主張の評価はどれか。

  1. 法定の引用として許され、財産権保障だけを理由に複製権侵害とはできない
  2. 法定の引用が可能である以上、その小説は以後すべての用途で保護対象から外れる
  3. 憲法は法律より上位なので、法定の引用でも権利者が反対すれば複製権侵害となる
  4. 引用する箇所の著作権が存続しているため、許諾がない限り複製権侵害となる
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解答と解説

正解:1. 法定の引用として許され、財産権保障だけを理由に複製権侵害とはできない

憲法は財産権の内容を法律で定めることも予定している。著作権法32条1項は要件を満たす引用を認めており、本件はその利用に当たる。小説の著作権が存続していても、この引用について許諾を欠くことは侵害の根拠にならない。 ほかの選択肢 「法定の引用が可能である以上、その小説は以後すべての用途で保護対象から外れる」…認められるのは要件を満たす引用であり、小説全体の保護が消滅するわけではない。 「憲法は法律より上位なので、法定の引用でも権利者が反対すれば複製権侵害となる」…憲法上の保障と法律による権利内容の具体化は両立する。権利者の反対だけで法定の引用を排除できない。 「引用する箇所の著作権が存続しているため、許諾がない限り複製権侵害となる」…権利制限規定は著作権の存続中にも働く。保護期間の満了を引用の条件とするものではない。 参考: 公式テキスト[初級・上級]第4版 第6章 P.119 6-4 著作権の制限(引用・転載)/「引用」とは

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